ヤエン釣りに挑戦
2015/03/10
待つのも楽しいヤエン釣り
活アジを泳がせてヤエン釣りに挑戦!
5m程度で1.5~2号ぐらいの磯竿にヤエンに特化したリール。
そして仕掛けはローリングスイベル付きの針でアジを掛けるか、直接活アジのしっぽを結ぶだけと超シンプル。
竿や道糸はヤエン用でも普通の磯竿でも可能。
しかし、リールだけはリアドラグの専用リールが無いと不便です。
活きているアジを結ぶのは慣れが必要なので掛け針を使う事が多いです。
いつも使っているローリング尾バリ。
この針をアジのゼイゴ部分に通して掛けます。
ローリングスイベルと一体型の針だと、アジが回転しても糸よれが出にくいです。
ヤエンに必要な道具
まず、置き竿になるのでピトンや竿受けなどが必須。
磯ではピトンを打ち込めますが波止なら普通の竿受けでもOK。
ドラグフリーにするので尻手ロープは使った事ないです。
そして活アジを入れておくアジバケツ。
アジをすくうネット、忘れちゃならないのがエアポンプ。
これがないと酸欠でアジが死んでしまいます。
釣行前の電池チェックもお忘れなく。
寒い日はバケツ内の水温が下がりすぎるので、水汲みバケツなどで交換してあげて下さい。
自作ヤエン
釣り仲間が作ったオリジナルヤエンを使用しています。
市販のは跳ね上げ式など色々なタイプがありますが、何を使うかはお好みで。
イカがアジを抱いたら道糸にヤエンのガイドを掛けて通して落とします。
この際、ヤエンがイカまでしっかり届くよう竿を垂直に立てて送ります。
ヤエンの掛け方
ヤエンが届くとアジを抱いたままイカが逃げようとします。
あわてず様子を見ながらイカの生命反応を感じ取ります。
この時にイカがアジを離してしまっても、しばらくそのまま待っていると再び食いに来ることが多いです。
ヤエンが届いてゆっくり竿をあおってリールを巻くとイカに掛かります。
あとはじっくりと寄せて来るだけ。
大物だとギャフやタモなど獲物を取り込む道具も必要になります。
基本的に待つ釣り
仕掛けもシンプルなので磯へ着いたらすぐにアジを掛けて投げる。
そしてその間に他の釣りの準備をしたり、ヤエンだけならのんびりとビールでも飲みながらアタリを待ちます。
ドラグがゆるすぎるとアジが泳いでいるだけでジージーとドラグが鳴るので、その際は少しドラグを閉めます。
アオリイカがアジを持って行くのはドラグの音が合図。
ヤエン専用リールはドラグの音も大きめですので、違うことをしていても近くにいれば気付きます。
ヤエンと併用できるウキ釣り
ヤエンで待っている間、もう1本予備の竿があればウキ釣りもオススメします。
竿は2号まで、道糸も2号程度。リールは普通のスピニングでOK。
ウキは3~5号で夜なら電気ウキが必要。
仕掛けは市販の「ささめ針 イカのりのり天国」などのアオリイカウキ釣り仕掛けを使用しています。これに活アジをつけて泳がせ、置き竿にします。
ウキ釣り仕掛けは向こう合わせの楽な釣りなので、ウキが入ると難なくイカを取り込める確率が高い。
ウキ釣りの場合はある程度タナを決めれるので、釣れているタナを見つければ数釣りを楽しめるかも。
ヤエンもウキもアジの活きが大事
仕掛けの準備が万端でも、肝心のアジが泳いでイカのいるタナまで潜ってたどり着けないと意味がありません。
アジバケツの水温やポンプのチェックは時々行いましょう。
慣れるまでは大変
最初はヤエンを入れたりする作業が大変ですが、仲間にヤエンを掛けてもらったりしてだんだん慣れてきました。
ヤエンがイカまで届いている感覚、根に入られた時の対応など覚えることはたくさん。
ドラグが鳴った時やイカを寄せてくるドキドキ感が面白く、ルアーやウキ釣りとはまた違った緊張感や楽しさがあります。
皆さんも是非ヤエン釣りにチャレンジしてみて下さい。
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